2015年6月2日火曜日

【曲からで描or書いてみよう企画】<菩提樹>by 麗音指定曲。

仮想近未来の麗音 in 仮想大江戸の麗音

(ちぃが襲われそうになって、咄嗟に身体が動いた)
(気付いたら、この世界の浅葱になっていた)
(直ぐにでもちぃの所に戻りたかった)
(なのに、千草を想ってしまった)


----千草。どうやら私は戻れるらしい。

・・・そう。
なら麗音は”ちぃ”に返さないとね。

----私はちぃも千草も大事だ。
----勘違いはせぬようにな。
----魂が同じだという理由ではない、千草だからそう思ったのだ。

うん。
もしこのアンドロイドに宿った本来の魂が麗音と同じだとしても、
俺はその子を麗音として扱ったりなんてできないよ。

----しかし、この浅葱も私だ。この世界の私には違いない。
----ちぃのように私を救ってくれるか?

勿論。
もう一度、あの日に戻って出会い直すとするよ。
ふふっ、まるで僕達の子どもができるみたいだ。

----我が子の成長していく様子が見れないのは心苦しいものよのう。
----(千草は浅葱を人間として、女として愛してしまうだろう。)

ああ、そろそろじゃないかな。
そちらの僕にもよろしくね。
・・・なんだかお別れって感じがしないなぁ。

----千草、泣いておるのか?
----(こちらに来る前のちぃの表情と被る)

俺が泣くわけないだろう?
ほら、もう行きなよ。

----ああ、それじゃあな。
----(鉄の身体から離れていくのがわかる。)
----(何故か、浅葱と千草の様子がハッキリと見える。)
----(去るギリギリまで見せつけるというのか。)

・・・キミが浅葱だね。
今日からキミは麗音だ。
違法に量産された浅葱じゃない、
アンドロイドだけど一人の女の子として俺と生きてくれる?

----(千草、その悲しそうな表情はその世界の私が変えるだろう。)
----(私もちぃと共に生き、共に逝き、共に生まれ変わることができるのならば)
----(今度は私からちぃに、千草に会いにいけるだろうか。)
----(ちぃにも千草にもあんな表情をさせないようにできるだろうか。)
----(二度と離れることはなく一緒にいられるだろうか。)




(魂が惹かれ合っているというのなら)
(私は何度生まれ変わっても千草の側に居よう。)


----ちぃ、泣いておるのか?
----(千草は泣き止んだだろうか。)

良かった、目を覚ましたんだね。
麗音が俺を庇って怪我したんだ、泣くに決まってるでしょ。

----この程度で私が死ぬわけなかろう。
----悪いと思うなら酒を持ってこい、酒を。

駄目だよ。
完治するまではお酒も仕事も禁止。

----なッお酒は百薬の長というだろう!?

いや怪我だからね。
傷跡が残って嫁の貰い手が無くなったらどうするの。

----そこは問題ないぞ?
----私が嫁に言って娘が生まれるということは確定事項だからのう。

その貰い手が居なくならなきゃいいけどね。

----ふふん、妬いておるのか?

・・・暫く外出も禁止。

----!!?


<END>

0 件のコメント:

コメントを投稿