2015年11月10日火曜日

カヨの心情。


-----ねえ、今、誰が一番好き?
-----唐突に何を言う。カヨに決まっておろう?
-----そんな事言って、最近は楽しそうじゃない。
-----べ、別にちぃとは何でもないぞ!?
-----別に千草とは言ってないけどね。
-----!!!?

麗奈があの出来事から立ち直って元気になっていくのはとても嬉しい。けれど何故なの、それは私によるものではなくて。

-----あーあ、出会った頃はカヨちゃんカヨちゃんって可愛かったなー
-----お主は私の母親か。

楽しい思い出を忘れないよう、毎年行ってきた私と麗奈の出会ったお祝いをする日まで後ひと月。

-----ねえ、先週言伝した件はちゃんと準備してくれてる?
-----ん?ああ。来月の記念日だったな。勿論進めてるぞ、ちぃが。
-----相変わらずこき使ってるのね。そろそろ私も混ぜて貰おうかしら?
-----カヨにも妓楼の主が居るだろう。
-----男妓楼よ。女に優しくしてくれるわけないじゃない。

ただ普通に町娘同士で出会っていたらどうなっていただろう。
もし私が浅葱を守りきれていたらどうなっていただろう。

-----待たせたな。ちぃが予約した店の地図を探していた。
-----・・・相変わらずね。

浅葱は、記念日でも話すのは思い出じゃなくて。
ここに来て出会った人たちとの事ばかり。

-----やはり、カヨが一番じゃな。
-----私だって何があっても貴方が一番よ。

きっといつかは私なんて見向きもしないくらい幸せになるのだろう。
既にあるそれに気付いてしまうまでは、どうかこのまま。
ずっと気付いてほしくはないけれど、大好きな浅葱には気付いてほしい。
だから、気付いてしまうのはもう少し、もう少し後で。


end

~イメージ~
東 方 p r o j e c t
未 来 予 報
サ リ ー

綺麗なカヨちゃん(`・ω・)